給排水工事は儲かるのか
- 直也 小川
- 2021年11月21日
- 読了時間: 13分
更新日:2024年10月9日
**更新日:2021年11月20日**
**更新日:2022年8月10日**
**更新日:2024年10月9日**
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これまで誰も読まないだろうと思って放置していましたが、取引関係者の方々が読んでいることがわかり、このまま適当な記事を見られるのはまずいと感じました。そこで、重い腰を上げて更新することにしました。
今回は、給排水事業に約7年間従事して感じたことを、実体験を交えながら皆さんと共有できればと思います。
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■ なぜ儲けるのが厳しいのか*
結論から言うと、手間の割に全然儲かりません。儲けることだけを考えると、難易度が高い職種だと思います。
(※「儲ける」の基準は、ポルシェを買いまくってウハウハな状態を想像してください。)*
建設業界になじみのない方もいらっしゃるようなので、なるべくわかりやすくお伝えします。
※あくまで私個人の見解です。参考にするかどうかはお任せしますが、責任は負いかねます。
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**業界の市場構造**
昔から存在する業界では、市場構造が明確です。特に国や大企業は、信頼性の低い業者には仕事を発注しません。よほどのコネクションがない限り、新規参入の会社は相手にされないのが現状です。
そのため、中間マージンが発生し、下請けに回ってくる仕事は単価が低いものが多いです。個人からの依頼も価格競争が激しく、やはり単価は低くなります。
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**儲からない理由**
新規参入が難しく、業界自体が旬ではないからです。人気のない職業は成長が遅くなります。給料が安いのに体力も頭脳も使い、技術も必要です。そんな面倒な仕事を、若い人たちはやりたがりません。
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■ 業界の仕組みと資金の流れ
仕事の流れ
- **大手デベロッパー**
- ↓
- **一次受けのA社**
- ↓
- **二次受けのB社**
- ↓
- (場合によっては)**C社、D社へと続く**
上に行けば行くほど利益が大きくなります。しかし、大手から直接仕事を受けるのは難しいです。
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**直接受注が難しい理由**
この業界では、各案件ごとに初期投資が高額になります。1件の仕事を取るには、平均して35万~40万円の資金が必要です。それを月20日分と考えると、700万~800万円が必要になります。
さらに、仕事を完了しても入金までに長ければ半年かかる場合があります。半年間を乗り切るためには、700万~800万円の6か月分、つまり4200万~4800万円の資金が必要になります。
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**資金調達の困難さ**
自力で4800万円を貯めるのは非常に難しいです。銀行も実績のない会社にいきなり4800万円を貸してはくれません。結果として、二次受けのB社レベルで資金を貯めるまで頑張るしかありません。
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**B社レベルでの収益シミュレーション**
- **日々の売上**:14万円
- **諸経費を差し引いた手元残金**:約3万円
- **月間残金**:約60万円
- **年間残金**:約720万円
4800万円を720万円で割ると、約6.6年。つまり、スタートラインに立つまでに約7年かかります。
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**新規参入の難しさ**
このように、新規参入は非常にハードルが高いのです。
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■ 仕事の内容とその大変さ
- **役所への図面申請**
- **近隣住民からのクレーム対応をしながら道路を1~2メートル掘削**
- **特殊な施工方法で新しい管を設置**
- **地盤沈下を防ぐため、市町村のルールに従って埋め戻し**
- **完了図面と詳細な写真を役所に提出**
施工の不備や写真の撮り忘れがあれば、やり直しになります。
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**労力に見合わない収益**
これだけの手間をかけても、1件あたりの利益は5万~10万円程度。条件によりますが、大きな利益は望めません。おいしい商売ではないのです。
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**新規起業者へのアドバイス**
この事業で起業を考えている方は、茨の道を覚悟してください。
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■ ここ2年の資金繰りの苦しみ
過去2年間、資金繰りに大いに苦しみました。その理由は以下の通りです。
- **工事件数の増加によるキャパオーバー**
- 工事件数は増えたものの、自社だけでは捌ききれず、下請けに工事を依頼することが増えました。
- **固定費の上昇**
- 工事以外の業務が増えたため、人件費や事務所維持費などの固定費が上がりました。
- **1件あたりの純利益の減少**
- 外注に工事を依頼する分、1件あたりの純利益が低くなりました。
- **売上増加にも関わらず赤字が続く**
- 売上自体は上がっているものの、上述の理由から赤字経営が続きました。
■ 現在は持ち直しました
しかし、現在は状況がかなり改善されました。その理由は以下の通りです。
- **自社施工の増加**
- 自社で工事を施工できる体制が整い、下請けへの依頼を減らすことができました。
- **自社開発アプリの活用**
- 自社で開発したアプリのおかげで、少ない人数でも工事以外の業務を効率的にこなせるようになりました。
- **人員配置の最適化**
- 非効率だった業務が減り、工事に人員を割けるようになりました。
- **情報伝達と作業工程の改善**
- 自社アプリにより、情報伝達や作業工程の共有がスムーズになり、上から下への指示も的確でわかりやすくなりました。
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■ 業務効率化を実現するタスク管理ツール「マネジメントモンスター」のご紹介
ここで、私たちが開発したタスク管理ツール「マネジメントモンスター」をご紹介します。
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**中小企業の業務効率化をサポート**
経営者や管理者の皆さま、日々の業務で「特定の管理職が退職したら業務が滞ってしまうかも」と不安に感じたことはありませんか?多くの業種で、専門的な知識やノウハウが個人に集中してしまうことはよくある課題です。
「マネジメントモンスター」は、そのノウハウを会社全体で共有し、誰もが活用できるようにするタスク管理ツールです。
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**誰もが中間管理職になれる仕組みづくり**
このツールは、中間管理職の業務を「秘書」のようにサポートします。具体的には、管理職が行っているタスクの進め方をテンプレート化し、日付を設定して他のスタッフがそのテンプレートを利用できるようにします。
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**導入事例:申請プロセスの共有**
上下水道工事業では、各市町村への申請の流れや許可が下りるまでの時間が異なります。また、取引先ごとに請求方法や工事方法の指定があり、これらを管理職だけが知っていると業務が属人化してしまいます。
「マネジメントモンスター」を使って、各申請にかかる時間や許可が下りる時期、取引先ごとの請求方法や工事方法の指定をテンプレート化しました。その結果、誰でもそのプロセスを理解し、スムーズに業務を進めることができるようになりました。管理者不在でも引き継ぎが容易になり、業務の停滞を防ぐことができました。
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**タスクのテンプレートを使った日程調整業務**
タスクのテンプレート化により、工事やプロジェクトの予定が立てやすくなります。各タスクに所要期間を設定し、進捗状況をリアルタイムで把握できるため、効率的な日程調整が可能です。
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**導入事例:工事スケジュールの最適化**
見積もり作成、申請書類の提出、許可取得、工事開始といった一連のタスクをテンプレート化しました。これにより、各タスクの所要時間や担当者が明確になり、問題の見える化によって軌道修正がしやすくなりました。工事の予定が立てやすくなり、顧客満足度の向上につながっています。
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**各タスクの分析で業務改善**
タスクごとの進捗状況や所要時間を分析し、業務のボトルネックを特定できます。
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**導入事例:許可申請プロセスの改善**
申請にかかる時間や許可が下りるまでの期間をデータとして蓄積し分析することで、どの市町村で時間がかかっているかを把握できます。また、各タスクから見積もりの決定率などの重要な指標を抽出し、業務効率や成功率を評価できます。
これにより、事前に対応策を講じて工事全体のスケジュールを最適化することができました。例えば、決定率の低いエリアに対しては、見積もりの内容を見直したり、提案方法を改善するなどの対策が可能になります。
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**従業員の出退勤とアクセスログの管理**
従業員の出退勤やアクセスログを管理し、働き方の実態を把握できます。
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**導入事例:スタッフの評価とサポート**
ログイン情報からスタッフがいつ出勤し、どのくらい働いているかを確認できます。これにより、適切な評価が可能になり、スタッフの間違いや問題点にも早期に気づくことができます。スタッフのミスに気づきやすいため、早めの軌道修正が可能になり、全体の業務効率が向上しました。
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**案件ごとのコメント機能でコミュニケーション向上**
各案件にコメント機能があり、情報が流れずにスムーズなコミュニケーションが可能です。やり取りは案件ごとに記録され、一つ一つ解決に向かうことができます。
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**導入事例:情報共有の強化**
スタッフ間でのやり取りが各案件ごとのページに集約されるため、情報の漏れや重複がなくなりました。これにより、問題解決のスピードが上がり、チーム全体の連携が強化されました。
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**ノウハウの資産化で将来に備える**
管理職の経験や実績がテンプレートとして会社に残ることで、業務ノウハウが組織の資産となります。
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**導入事例:引き継ぎの容易化**
管理者不在時でも、テンプレート化されたノウハウがあるため、他のスタッフが業務をスムーズに引き継げるようになりました。これにより、業務の継続性が確保され、会社全体の安定性が向上しました。
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**分析機能で迅速な意思決定**
今まで管理職に聞かなければ得られなかった情報が、数秒で取得可能になります。これにより、経営改善や業務効率化が容易になります。
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**導入事例:経営戦略の立案**
タスクの進捗状況やスタッフの稼働状況、各タスクから抽出した見積もりの決定率などのデータをもとに、的確な経営判断が可能になりました。例えば、特定のエリアでの受注率が低い場合、その原因を分析し、戦略を見直すことができます。
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**今後の機能拡張予定**
将来的には、資金繰りや会計、原価管理、お客様への情報伝達、AIによるタスクフロー作成やタスクの振り分け、お客様とのやりとりなどの機能も実装予定です。これにより、経営管理から顧客対応まで、包括的なサポートが期待できます。
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**まとめ**
このような課題を解決するために生まれたのが、タスク管理ツール「マネジメントモンスター」です。導入することで、さまざまな業種が抱える人材不足や業務ノウハウの属人化といった課題を解決できます。管理職の退職による業務停滞を防ぎ、組織全体の生産性向上につながります。
今こそ、業務効率化と組織力強化のために、「マネジメントモンスター」の導入を検討してみませんか?
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### **■ 私たちの現在地と未来への展望**
**現在の立ち位置**
私たちは現在、地方の中小設備会社として活動しています。若いうちにこの位置にいられるのは非常に幸運だと思っています。
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**業界を変える可能性**
私たちは、この業界を変えられるのではないかと考えています。幸運にも若くしてこのポジションに立っています。古くからの会社と肩を並べていますが、資本力や技術力には大きな差があります。
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**2%のチャンスに賭けて**
しかし、2%ほどのチャンスはあると信じています。頭がちぎれるほど考え、靴底がすり減るまで歩き回り、降ってきたチャンスを100回ものにすれば、道が開けるかもしれません。
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**応援のお願い**
私たちの挑戦を見守っていただければ幸いです。
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### **■ なぜ儲からない事業をあえて選ぶのか**
**始まりは偶然**
この事業を始めたきっかけは、たまたまです。なんとなくこの業界で働き始め、続けていくうちにどんどん好きになっていきました。
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**この仕事の魅力**
- **簡単にスキルが身につかない**
- **一人では工事ができない**
- **大きな金額を動かす責任感**
- **なくてはならない業種なのに、まだまだITが進んでおらず、伸びしろがある業界**
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**私たちの信念**
私たちはこの事業に誇りを持っています。どうやって利益を上げるか、日々試行錯誤しています。この業界で働く人たちの給料を上げられるのは、私たちしかいないと信じています。
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**2%の奇跡に期待していてください**
私たちの挑戦を見守っていただければ幸いです。この話の前にまずイメージしやすいように市場構造を見てください。
こんな感じで昔からある業界は市場構造がはっきりしています。
特に国や大企業は得体のしれない業者には仕事を振ってくれません。
よほどのコネがない限りは起業したての会社は相手にしてくれません。
その為中間マージンが発生して下の方に回ってくる仕事は単価が安い仕事が多いです。
個人からのルートはそもそも価格競争が激しいのでやはり単価は安くなります。
なぜ儲からないのか。
それは新規参入が難しいし旬じゃないからです。
人気のない職業は成長がおそくなるんです。
給料が安いのに力使うし頭使うし技術はいるし。
こんなめんどくさい仕事若い人はやりたくないんです・・・
業界の仕組みは以下の通りです。
大手デベロッパーからA社からB社へ仕事が流れます。
下手すればC社とかD社とかまで仕事が流れます。
上に行けば行くほど儲けが大きくなります。
でも大手から仕事を受けづらい理由があります。
この仕事は一つ一つ初期投資が高いんです。
1件あたり仕事をとるには平均35万-40万必要です。
それを20日分だと700万ー800万くらい必要になります。
さらに仕事をこなしたとしても入金まで長くて半年かかる場合があります。
半年間耐えるためには
700万ー800万の6か月分で4200万ー4800万の蓄えがないと厳しいです。
自力で4800万ためるの厳しくないですか?
銀行もいきなり4800万貸してくれるわけないですし・・・
結局B社あたりでお金貯めるまで頑張るしかないんです。
大体B社あたりで1日の売り上げが14万くらいです。
いろいろ支払いして手元に残るのは大体3万くらいかなと思います。
1か月60万くらい残るかな
1年で720万くらい
4800万÷720万で6.6年
まともにやってスタートラインに立てるのがおよそ7年。
ね、新規参入難しいでしょ・・・
図面を役所に申請して
近隣住民に文句を言われながら道路を1-2M近く掘って
特殊な施工方法で新しく管をいれて
地面が陥没しないように各市町村のルールに従って穴を埋めて
完了した図面と細かく撮った写真を役所に提出しに行きます。
施工の不備写真の撮り忘れがあった場合はやり直しです。

これだけやって儲けは微々たるものです。
1件あたり5-10万儲かればいい方じゃないかな。
もちろん条件によって様々ですが。
おいしい商売ではありません。
新しくこの事業で起業される方は茨の道を覚悟してください。
今私たちは地方中小設備会社の位置にいます。
若いうちにその位置にいれるのはめちゃくちゃ運がいいと思っています。
私たちはこの業界を変えれるんじゃないかなって思っています。
運がいい事に若くしてこの位置にいます。
古くからいる会社さんと一応肩を並べています。
ただ圧倒的に資本力に差があります。
技術力もめちゃくちゃ差があります。
ただ2%くらいはチャンスがあると思っています。
頭が千切れるほど考えて靴底が一瞬でなくなるくらい歩き回って
降ってきたチャンスを100回くらいモノにすればもしかするかもしれません。
応援していただけると嬉しいです。
なぜ儲からない事業をわざわざやるのかを説明します。
始まりはたまたまです。
なんとなくこの業界で働き始めて
なんとなく続けていくうちにどんどん好きなりました。
まず簡単にスキルが身につかないところ
一人では工事はできないところ
大きな金額を動かすところ
私たちはこの事業に誇りを持っています。
どうやって儲けるか日々考えています。
この業界で働いてる人達の給料を上げられるのは私たちだけだと思います。
2%の奇跡に期待しててください。
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